「餃子の王将は餃子+炒飯+ラーメンのコースだから絶対太る」と思い込んでいないだろうか。結論から言う。餃子の王将ダイエットは十分に成立する。太る主因は餃子ではなく、炒飯や担担麺という主食側にある。実数値をもとに、どこで糖質が跳ね上がるのかを分解して見ていく。
餃子の王将ダイエットは成立するか(結論)
成立する。 ただし「餃子=糖質、だから王将はNG」という思い込みだけは外してほしい。餃子の王将ダイエットの成否を分けるのは、餃子の数ではなく、炒飯や担担麺という主食を頼むかどうかだ。
餃子の王将の餃子は6個で糖質約20g。一方、炒飯(並)は約78g、担担麺は約58gと、餃子の3〜4倍もの糖質を持つ。ゆるい糖質制限「ロカボ」の1日の目安は糖質70g。つまり炒飯(並)1皿だけで、その日の糖質枠をほぼ使い切ってしまう計算だ。
逆に言えば、餃子とおかずだけで組めば、王将は十分にロカボの範囲に収まる。餃子の王将ダイエットの勝負どころは、餃子を我慢することではなく、炒飯・担担麺という主食をどう扱うかにある。
なぜ餃子の王将で糖質が跳ね上がるのか(餃子・炒飯・担担麺のトリプル)
餃子の王将で糖質が跳ね上がるのは、餃子と炒飯・担担麺を同時に頼む「トリプル注文」が原因だ。 血糖値を大きく上げるのは主に糖質。血糖が急に上がると、インスリンというホルモンが余った糖を脂肪としてため込む。
実数値で見ると、餃子の王将の定番セットがいかに糖質過多かがわかる。餃子6個(20g)+炒飯(並・78g)+担担麺(58g)を全部頼むと、糖質は合計156g。ロカボ1日分(70g)の2倍以上を、一食で摂ってしまう計算になる。
| 組み合わせ(餃子の王将) | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | カロリー |
|---|---|---|---|---|
| Before:餃子6個+炒飯(並)+担担麺 | 156g | 38g | 46g | 1,380kcal |
| After:餃子6個+から揚げ3個+回鍋肉 | 38g | 44g | 42g | 790kcal |
見てのとおり、餃子を減らさなくても、主食2品をおかず2品に替えるだけで糖質は4分の1になる。しかもタンパク質は38g→44gへ増え、品数も3品のまま。我慢して品数を減らす必要はなく、炒飯・担担麺をおかずに置き換えるのが餃子の王将ダイエットの本質だ。
餃子の王将の糖質は実際どれくらいか(メニュー別数値)
餃子の王将でダイエット向きなのは、実はおかず系のほうだ。 麻婆豆腐(ライスなし)やエビチリ、から揚げは糖質ひと桁〜10g台にとどまる一方、炒飯や担担麺は突出して高い。
| メニュー(餃子の王将) | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | カロリー |
|---|---|---|---|---|
| 麻婆豆腐(ライスなし) | 8g | 10g | 14g | 220kcal |
| から揚げ(3個) | 10g | 18g | 14g | 260kcal |
| エビチリ | 10g | 16g | 8g | 210kcal |
| 天津飯(ライスなし・あん) | 12g | 8g | 10g | 200kcal |
| 餃子(6個) | 20g | 10g | 10g | 260kcal |
| 酢豚 | 22g | 14g | 12g | 280kcal |
| 担担麺 | 58g | 16g | 22g | 580kcal |
| 炒飯(並) | 78g | 12g | 14g | 540kcal |
から揚げ(3個)はタンパク質18gも摂れるので、餃子(6個・タンパク質10g)にプラスするとタンパク質を底上げしながら糖質はほぼ増やさずに済む。餃子の王将の全メニューの糖質は餃子の王将の糖質一覧【低い順】でまとめて確認できる。
餃子は何個までOK?個数と糖質の関係
餃子の糖質は、餡ではなく皮の枚数で決まる。 餃子の王将の餃子は6個で糖質約20g、12個で約40gと、個数に比例してほぼ倍になる。
| 個数 | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | カロリー |
|---|---|---|---|---|
| 餃子6個 | 20g | 10g | 10g | 260kcal |
| 餃子12個 | 40g | 20g | 20g | 520kcal |
| から揚げ3個 | 10g | 18g | 14g | 260kcal |
| から揚げ6個 | 20g | 36g | 28g | 520kcal |
ロカボ(1日70g)で考えるなら、餃子6個(20g)に低糖質のおかず(麻婆豆腐8gなど)を合わせても、合計30g前後で収まる。餃子だけ12個(40g)に増やしたいときは、から揚げは3個にとどめて主食(炒飯・担担麺)を頼まない――これだけで、餃子を我慢せずに枠内に収まる。餃子そのものは敵ではない。皮の枚数と主食の重ね方が問題なのだ。
太らない餃子の王将の頼み方ベスト5
餃子の王将ダイエットで失敗しないコツを、効く順にまとめる。次の注文でそのまま使える。
- 炒飯・担担麺を頼まない:これが最大の分かれ道。糖質58〜78gをまるごとカットできる。
- おかずを主役にする:から揚げ(3個・10g)、麻婆豆腐ライスなし(8g)、エビチリ(10g)など、低糖質高タンパクの一品を中心に。
- 餃子は6個までにとどめる。物足りなければ野菜炒めを単品追加:糖質20g前後で満足感は十分だが、足りない日は野菜炒め(糖質8g・タンパク質6g・カロリー150kcal)を単品で追加する。糖質はほぼ増やさず、食物繊維と咀嚼回数で満腹感を補える。
- 「ライスなし」を活用する:天津飯や麻婆豆腐は、あんやおかずだけにすると糖質を大きく抑えられる(天津飯ライスなしで糖質12g)。
- 主食を減らす日は、から揚げか回鍋肉でタンパク質を底上げする:から揚げ(3個・タンパク質18g)や回鍋肉(タンパク質16g)を足せば、主食を頼まなくても満足感はむしろ上がる。
逆に避けたいのは、餃子12個+炒飯+担担麺の三重ね。糖質が一気に150g超まで膨らみ、ロカボでも帳尻が難しくなる。「主食×2」がいちばんの落とし穴だ。
炒飯・担担麺を食べ過ぎた日の帳尻の合わせ方
毎回ストイックにやる必要はない。太るかどうかは1食ではなく、数日のトータルで決まるからだ。
どうしても炒飯(78g)や担担麺(58g)を食べてしまった日も、それで太りが確定するわけではない。食べた翌日から1〜2日、糖質を控えめにしてタンパク質中心にすれば、数日単位で帳尻はきれいに合う。サラダチキンや卵など、糖質がほぼゼロでタンパク質が摂れる食材を中心にするだけでいい。担担麺そのものが恋しい日は、家なら糖質0g麺に置き換える手もある。スープと具はそのままに、担担麺風に仕上げれば麺の糖質をほぼゼロにできる。一度の背徳を、数日でならして返す――この感覚さえあれば、王将の中華も怖くなくなる。
餃子だけの糖質の考え方や他の中華メニューとの比較は餃子ダイエットの記事でも詳しく解説している。担担麺以外のラーメン全般の選び方はラーメンダイエットの記事も参考にしてほしい。
餃子の王将で見落としがちな「タレ」と「お酒」
餃子の王将ダイエットでつまずきやすいのは、餃子や炒飯そのものより周辺だ。まずタレ。酢・醤油・ラー油は糖質ほぼゼロが目安なので、この基本の組み合わせなら気にしなくていい。ただし甘酢あん(酢豚で糖質22g)のようにタレに糖質が乗る料理は、量を意識したい。
そして飲み物。中華といえばビールだが、ビールは中ジョッキ1杯で糖質およそ10〜15g(一般的な目安)が上乗せされる。紹興酒も甘口タイプは糖質が高め。糖質を抑えたいなら、ハイボール・焼酎・ウーロン茶など糖質の少ない飲み物に替えるだけで、余計な糖質をまるごと避けられる。せっかくおかず中心で糖質を抑えても、締めの炒飯と甘いお酒で台無しにしない――これが長く続けるうえで、地味に効くポイントだ。
まとめ:明日からできること
- 餃子の王将ダイエットの結論:成立する。太る主因は餃子ではなく炒飯(78g)・担担麺(58g)の主食側。
- 餃子6個(20g)+から揚げ・回鍋肉などおかずで組めば、定番セット(156g)の4分の1(38g)に糖質を抑えられる。
- 炒飯や担担麺を食べた日は、翌日から1〜2日を糖質オフ・タンパク質中心にして数日で帳尻を合わせる。
我慢して餃子を減らすより、主食をおかずに置き換える頼み方を覚えるほうが、結局いちばん長く続く。次に餃子の王将に行くときは、炒飯を頼まず、から揚げと餃子6個で組んでみてほしい。
