「カレー ご飯なし」で検索してこのページに来た人は多いはずだ。ご飯さえ抜けばカレーは怖くないと思っていないだろうか。結論から言う。それは半分しか正しくない。ご飯の糖質は確かに大きいが、ルウ自体にも小麦粉や糖類による糖質が残るからだ。
「カレー ご飯なし」で本当に太らないのか(結論)
結論: 「カレー ご飯なし」を実践しても、糖質はゼロにならない。 ルウ自体に糖質が残るからだ。ゴーゴーカレーには、ライスを完全になくした「ルーのみ(ライスなし)」という単品メニューが実在する。その数値は糖質20g・タンパク質6g・脂質12g・カロリー200kcal。ご飯を一切使わなくても、糖質は20g残る。
比較のため、同じゴーゴーカレーのライスありメニューも見ておこう。ロースカツカレー(ライスあり)は糖質95g、チキンカツカレー(ライスあり)は糖質92g。ご飯を完全になくせば糖質は大きく減るが、「なし」であって「ゼロ」ではない。この差を理解しないまま「ご飯さえ抜けば安心」と思い込むと、ルウやトッピングを重ねて結局糖質を積み増してしまう。
カレーがご飯を抜いても太る主因は、ルウ自体の糖質にある
カレーのルウには、小麦粉のでんぷんと砂糖類による糖質がもともと含まれている。 カレールウは小麦粉を油で炒めて作るルーがベースで、そこに砂糖や果糖ぶどう糖液糖などの甘味料が加わる。さらに具材の玉ねぎ・にんじん・じゃがいもにも糖質があり、ご飯を抜いてもこれらはそのまま皿に残る。
一般的なカレールウの糖質は、文部科学省の日本食品標準成分表(八訂)の目安で100gあたり約41g。市販ルーの1かけ(約20g)に換算するとおよそ8g程度になる。これは当サイトの食品DBに収録した自炊メニュー「カレールウ(1かけ)」の実測値(糖質8g・タンパク質1g・脂質5g・80kcal)ともほぼ一致する。家庭のカレーは1皿に2〜3かけのルウを使うことが多く、それだけで糖質16〜24g前後になる計算だ。つまり「カレー ご飯なし」を選んでも、ルウ由来の糖質は消えない。
血糖値を大きく上げるのは主に糖質だ。血糖が急に上がると、インスリンが余った糖を脂肪としてため込む。ご飯という主犯を減らしても、ルウという共犯が残っていることを見落としてはいけない。
カレーのライスあり/なしで糖質はどれだけ違うか(実数値)
ライスをなくすと糖質は大きく減るが、ゼロにはならない。 ゴーゴーカレーの実測値で、ライスあり・なしを比べてみる。
| メニュー(ゴーゴーカレー) | 糖質 | タンパク質 | カロリー |
|---|---|---|---|
| ロースカツカレー(ライスあり) | 95g | 22g | 780kcal |
| チキンカツカレー(ライスあり) | 92g | 24g | 740kcal |
| ルーのみ(ライスなし) | 20g | 6g | 200kcal |
ここいちでも傾向は同じだ。ポークカレーはライス100g(少なめ)で糖質72g、200g(普通)で100g、300g(大盛)で127gと、ご飯の量に比例して増える(詳しくはココイチダイエットの食べ方)。最少の100gでも糖質はまだ72g残る。 つまりご飯をどれだけ減らしても、カレーの糖質が完全にゼロになることはない。この数字が「カレー ご飯なし」の実態だ。
ご飯を減らした分、何で満腹にするか(太らない食べ方)
「カレー ご飯なし」で物足りなくなった分は、タンパク質と食物繊維で埋める。 引き算だけで終わらせると、空腹に負けて結局間食してしまう。代わりに何を足すかまでセットで決めておこう。
- ここいちの温玉を足す:糖質0.5g・タンパク質5g・60kcal。糖質をほとんど増やさず満足感を上乗せできる。
- ここいちのチーズを足す:糖質1g・タンパク質5g・90kcal。コクが増して満足度が上がる。
- ここいちのほうれん草を足す:糖質2g・タンパク質2g・30kcal。食物繊維で咀嚼回数も増える。
- ここいちのスープを足す:糖質4g・タンパク質3g・50kcal。汁物は満腹感が出やすい。
- ゴーゴーカレーのロースカツ単品を足す:糖質10g・タンパク質18g・320kcal。ルーのみ(糖質20g)に足しても合計30gで済み、タンパク質は24gに増える。
- ゴーゴーカレーのソーセージトッピングを足す:糖質2g・タンパク質8g・170kcal。手軽にタンパク質を積み増せる。
たとえばゴーゴーカレーなら、**ルーのみ(糖質20g)+ロースカツ単品(糖質10g)+ソーセージ(糖質2g)**の組み合わせで、糖質合計32g・タンパク質32g。ご飯なしでもボリュームと満足感のある一皿になる。ここいちで少しご飯を残したい人は、**ライス100g(糖質72g)+温玉(0.5g)+ほうれん草(2g)**にすれば、糖質74.5gに抑えつつタンパク質を足せる。低糖質カレー(カリフラワーライス・糖質14g)を選べる店なら、それに温玉やチーズを重ねる手もある。
家で作るカレーも、ご飯を減らすだけでは足りない(自炊の注意点)
自炊のカレーも、ルウのかけ数を数えないとご飯を減らした効果が薄れる。 市販ルー1かけの糖質は目安で約8g。1皿に2かけ使えば16g、3かけなら24gになる。ご飯を茶碗1杯(約150g)から半分にしても、ルウを大盛りにしたり、じゃがいもやにんじんを多めに入れたりすれば、せっかく減らした分がルウと具で戻ってしまう。
家カレーで「カレー ご飯なし」を実践するなら、ルウのかけ数を減らすか、市販の低糖質カレー(レトルト)に置き換えるのも手だ。ご飯を完全になくして物足りない日は、サラダチキン(糖質ほぼ0g・タンパク質約20g)を添えれば、糖質を増やさずタンパク質を補える。市販ルーの箱には「1箱で◯皿分」という表記があるが、これは水と具材を規定量入れた場合の想定皿数だ。ルウだけ多めに溶かしたり、隠し味にはちみつやチョコレートを足したりすると、糖質はそのぶん上乗せされる。ご飯を削った努力を、ルウ側で相殺しないように気をつけたい。
カレーとご飯を両方食べてしまった日はどうするか
その日1食で太りが決まるわけではない。 大盛りのカツカレー(糖質147g前後)をご飯もルウも残さず食べてしまった日も、それだけで体重が増えると決まったわけではない。食べた当日か翌日の1〜2食で糖質を控えめにし、肉・魚・卵・葉物野菜などタンパク質中心のメニューに寄せれば、数日単位で総量は整う。ゴーゴーカレーのロースカツ単品(糖質10g・タンパク質18g)やここいちのほうれん草(糖質2g)のような低糖質・高タンパクの一品を、帳尻の食事に組み込むと続けやすい。
まとめ:明日からできること
- 「カレー ご飯なし」だけでは安心できない。ゴーゴーカレーの実測でも、ルーのみで糖質20g残る。
- ご飯を減らすときは、同時に何で満腹にするかを決めておく。温玉・ほうれん草・ロースカツ単品など、実在するサイドの数字を使えば糖質を抑えたまま満足感を上乗せできる。
- 食べ過ぎた日は、その日か翌日の1〜2食で糖質を控えめにして帳尻を合わせればいい。
ご飯を抜くだけで終わらせず、ルウの糖質とその後の満腹感まで含めて設計する。それが「カレー ご飯なし」を本当に機能させるやり方だ。各チェーンの詳しい数値はここいちの糖質早見表やゴーゴーカレーの糖質早見表で確認しておくと、注文前に迷わない。カレー全体の食べ方はカレーダイエットの食べ方でも解説している。